下記の製品にリニューアル致しました。
https://sound-front.com/home/仮想アースの“ラストピース”サウンドフロント「SCC-1」が発売。8/26発売の『オーディオアクセサリー194号』に詳細レポートを掲載
https://www.phileweb.com/news/audio/image.php?id=25665&row=2このシステムの効果は、強力でありながら実にナチュラル。加工感やわざとらしさが一切なく音源がそのまま正確にスッキリと表現される。それが第一印象だ。
浮遊容量がきれいに除去されるためか、汚れや一切の雑味が消え、音楽信号のみがすくい出されて驚いた。結果、本来の情報量や微細信号のレスポンスなどが軒並み向上する。両翼にレンジが拡張され再生音のクオリティがぐっと高まるのである。
筆者のレファレンスである、幸田浩子『オペラアリア集』が良い例だ。高次の倍音成分が磨き込まれる。ソプラノのみずみずしい響きがさらに際立つと同時に、位相が正確に描かれるためぐっと生音に近づいた。遠近や高さを含め、各楽器の位置情報が全て”見える化”された印象だ。”見える化”に役立つ仮想アースは珍しいのではないか。
高域の倍音成分が精密化されれば、低域の伸びも俄然向上する。伸びることに加え、締まりが良くエネルギーも強まるようで、ジャズはベースの倍音。つまり低音域のハーモニックスまで聴こえてきて驚いた。低音が変わると生命力や躍動感を含めサウンド全体、音楽全体が大きく変わる。特に下流のパワーアンプでサウンドフロントを使った場合(2台使い)、そういう傾向が強い。ダンピングファクターが上がったかといえるようなドライブ力の変化が楽しめる。音楽における低音の支配力の高さに改めて気づか気づかされた次第だ。
試聴印象としては全体にスケール感が強化され、スピーカーサイズを大きくしたようなイメージだろう。拙宅のペルソナBがフロアスピーカーになったとまではいわないが、等身大の幸田浩子がリアルな実像感で居てくれるのは嬉しい。ポップス、ロックなど最新録音のクリアな鮮度表現のすばらしさと同時に、サウンドフロントには往年の大指揮者カルロス・クライバーやフルトベングラーの名盤から生命力を引き出す力もあるようだ。これはすごい。空気が復活する。時空を超え、当時のコンサートホールで聴くような充実感や深い高揚感に浸ることができるできた。音楽に命を吹き込む異次元仮想アースユニットだ。
オーディオ評論家 林 正儀氏の 試聴記事より・オーディオアクセサリー2024秋
https://www.phileweb.com/sp/news/audio/202408/24/25665.htmlエナジーフロント(株)は、同社のオーディオブランドであるSOUND FRONTより仮想アースユニット「SCC-1」を発売する。価格は予価770,000円(税込)で9月中旬より受注を開始する。