フレデリック・ショパンの夜想曲第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」遺作 は1830年春に作曲、1875年1月5日出版。正式な献呈はないが、姉のルドヴィカ・ショパンがピアノ協奏曲第2番を練習する時のための曲として書かれた。 初版では「アダージョ」という標題がついていたが、ブラームスがこの曲を写譜する際にこの標題を消してしまった。残った速度記号の“Lento con gran espressione”のみが残り、これが標題として知られるようになった。また現在では夜想曲として知られるが、これはルドヴィカがショパンの未出版作品のカタログを作った際に「夜想曲風のレント(Lento w rodzaju Nokturna)」と記したことによる。曲の構成は嬰ハ短調。4分の4拍子。三部形式。Lento con gran espressione4小節の序奏の後、左手が分散和音による伴奏、右手が旋律を歌う主題が現れる。中間部の21小節目からはピアノ協奏曲第2番の第1楽章と第3楽章で用いられている旋律が現れる。 (Wikipedia) 現代ではショパンの夜想曲の中で最も人気のあるものの一つに数えられ、ヴァイオリン編曲でもよく演奏される。 映画『戦場のピアニスト』で用いられた。今回はヴァイオリン用にアレンジされた演奏を集めました。動画、CD とも30編ほどをYouTubeよりピックアップしました。多くはarr.by nathan Milstien版です。お楽しみ下さい。