村治 佳織ギターコンサート　について - fantasia25さんの日記

６月６日の村治 佳織ギターコンサートを豊橋で聞きました。ゲストとしての弟の奏一さんとの二重奏２曲で最後を締め括り、全体的にリラックスした雰囲気のコンサートでした。私は奏一さんの昨年と一昨年のリサイタルに行きましたが、香織さんのはもう１０年も前に名古屋の芸文の大ホールで聞いたのみでしたが、年齢を重ねたり、色々な苦難を乗り越えられたり、また結婚もされたりで、人間的にも随分と丸くなられた（スタイルは以前の通りですが）ようですね。演奏技術が前に出ることは一切なく、安定したバランスの取れた太めの音が印象的でした。バッハや古典のクラシック・ギターのオリジナルの曲は無く、新しいアルバムの録音を終えたばかりということで、全国ツアーの始めが豊橋だったようで、ラッキーでしたね。席も前の方で久し振りにギターの生音（なまおと）を堪能させて頂きました。彼女のオリジナルのギター独奏曲も２曲演奏され、是非書き溜めて頂きたいものと思いました。二重奏も兄弟のアンサンブルで、専念すれば、かのアサド兄弟に匹敵できるのでは・・とは思いますが、誰もそれは望まないでしょう。最後の藤井眞吾作曲の「ラプソディー・ジャパン」は日本の旋律をもとに、ギターのあらゆる可能性を引き出して二重奏として作曲された名曲で、演奏も素晴らしく世界にも、日本の良さをアピール出来る曲ではないかと期待も致します。YouTubeに彼女の２００にも及ぶ動画が出てくるサイトがありますので、興味のある方は覗いてみて下さい。

初めに「花は咲く」のギターソロが出てきます。
https://www.youtube.com/watch?v=W0HkCi8HIY0&t=0s&list=PLym_zI_zM83g_WJhWAx2OgRX5mA6S2Mbz&index=2

２００本の動画はこちらからどうぞ。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLym_zI_zM83g_WJhWAx2OgRX5mA6S2Mbz


「ラプソディー・ジャパン」の作曲者と村治の師匠との二重奏で、この曲のオリジナルの演奏と言えますね。

https://www.youtube.com/watch?v=ZdaQTwCTCmc