ホロヴィッツは1983年に初来日。NHKホールで2回コンサートをした。音楽評論家の吉田秀和が「ひびの入った骨董品」と評した。その批評に接したホロヴィッツは、長年その実演に接することを念願していた日本のファンを失望させたことと、自身の名誉を著しく傷付けたことを帰国後も気に病み続けたという。2度目の来日は、1986年にホロヴィッツ自身の希望もあり実現した。 この演奏会はホロヴィッツ本来の芸術性が発揮され、特にスカルラッティやシューマンの小品などでの美しい音色が際立つものであった・・・と評されることもあるが、この動画を投稿したM.Brown氏は「これはウラジミールホロヴィッツの最悪のコンサートです。彼が不適切に重い投薬を受けており、この時も薬を飲んでいた。私は素晴らしい瞬間があるので、敢えてこの動画を投稿しています・・・。」
ホロヴィッツ自身がそのような時の症状として告白しているが、「・・その医者を全く信用していなかった。彼はホロヴィッツを薬づけにしたのだ。…コンサートの後、憔悴しきったホロヴィッツは物を言う気力もなく、椅子にうずくまってつぶやいた。『分かっている……間違った音だらけ……音をうんとはずした……自分で自分に何が起こっているか分からない』・・」1983年の東京でのコンサートが正しくこのような状態だったとも思われるが、1986年のコンサートは技巧的な曲は外してはいるからかも知れないが、まあ年齢からすれば投稿者の見方は厳しすぎるように思えますが、どうでしょう。
Horowitz in Tokyo - Pt 1 of 4
https://www.youtube.com/watch?v=Zb928xmnVLQ 30:32
Horowitz in Tokyo - Pt 2 of 4
https://www.youtube.com/watch?v=iwrE5cA4_HE 29:27
Horowitz in Tokyo - Pt 3 of 4
https://www.youtube.com/watch?v=F08osROZtL8 30:44
Horowitz in Tokyo - Pt 4 of 4
https://www.youtube.com/watch?v=1XZxPYJLUxc 9:04
Vladimir Horowitz Recital 28/6/1986 Tokyo CD
https://www.youtube.com/watch?v=W0e-snFmCkE 1:18:35
東京でのリサイタルのリハーサルの模様が音声のみですが聞けます。大変興味ありますね。ホロヴィッツの実力はこちらで確認できる?
Vladimir Horowitz Rehearsal 27 June 1986 Tokyo. 音声のみ
https://www.youtube.com/watch?v=EdLVV7Gm5fU 1:08:06